ビットコインとゴールド(金)との共通点・相違点を整理しました。

昨日の記事では、金とダイヤモンドのケーススタディから、価値とはなにかを考えました。

しばしば「価値の源泉はなにか」が議論になる暗号通貨界隈ですが、息抜きと同時に、いいケーススタディになりそうなものがあるので紹介します。ゴ...

では、ビットコインを金(デジタルゴールド)と例え、ときにデジタルゴールドと呼ばれますが、実際に、ゴールドとの共通点を整理すると、どのようになるでしょうか?

実際に、ビットコインとゴールドの性質は、市場に多いのですが、ここで改めて、共通点と相違点を、それぞれ整理してみようと思います。

ビットコインとゴールドの共通点

・希少価値がある。
世界中で採掘されたゴールドを全て集めても、50メートルのプール2杯分ほど、これから採掘されるだろう、今は鉱山に埋まっているゴールドを合わせても50メートルのプール4杯分しかないと言われています。
一方、ビットコインも総発行数は、2,100万枚であり、絶対量は決まっています。

・偽造が出来ない。
錬金術という試みが何世紀も稜線しても、失敗しているように、人工的にゴールドをつくることは出来ません。

・本物の証明確認が出来る。
ゴールドの偽物らしきものを作っても、本物の証明確認ができます。

・分割しても、その価値の合計は減らない。
ビットコインは、小数点以下8桁まで分割ができます。
ゴールドも、金粉まで分割しても価値があります。

・採掘にはコストがかかる。
金の採掘にはコストがかかります。PoWのアルゴリズムのビットコインも同様に、新規発行のビットコインを得るには、電気代と設備投資のコストがかります。

・劣化しない。
1オンスの金は永遠に1オンスであるように、ブロックチェーンが続く限り、1BTCもずっと1BTCです。

ビットコインとゴールドの相違点

・金は装飾需要がある。
金は、資産としてだけでなく、同時に、アクセサリーや工業用としての需要もありますが、ビットコインは、それらには利用できません。

・ビットコインは、コピー&ペーストが出来、代替品に近いものが複製できる(アルトコイン)ことに対し、金は、唯一無二の元素。
ビットコインは、オープンソースのコードです。
ビットコインのネットワーク自体をコピーすることは出来ませんが、このコード自体は、コピーができ、代替品に近いものが作れます。
それが、ライトコインなどを始めとしたアルトコインです。
金は、唯一無二の元素で、これの複製品は、作れません。

・ビットコインは、プログラマブルである。
ビットコインのコードは、マイナーの合意によって変更を加えることができます。プログラマブルです。

ビットコインの性質は、ゴールドに非常近い。

以上です。

ビットコインをデジタルゴールドであるということの反論に、ナカモトサトシの論文のタイトルが、「electronic cash system」であることから、ゴールドではないと言われることが多いですが、設計思想は、ゴールドに近いと思います。そして、それをたらしめているのは、PoWというコンセンサスアルゴリズムの仕様だといえるでしょう。

いずれにしても、この記事では、そこには踏み込みませんが、ゴールドとビットコインの共通点・相違点をまとめましたので、議論の整理になれば良いと思います。

で、デジタルゴールドといえば、この書籍は、大変良書なので、しつこく勧めていきたいです。

ナサニエル・ポッパー 日本経済新聞出版社 2016-09-24
売り上げランキング : 86361

by ヨメレバ

 

■お知らせ
コミュニティメンバーの新規会員募集のお知らせ
■[世界で生きる研究・実践所]

今、僕たちは、仕事や働き方は、もちろん、国家や、お金の在り方まで変わりつつある大変面白い時代を生きています。 そういった現代を、より有利に生き抜くことを研究する会員制コミュニティです。新しい時代の、ビジネス・投資・生活・旅全般をハックしていきます。
■ブログ著者のプロフィール
■筆者のTwitterをフォローするー
■筆者へビットコインの投げ銭・寄付 もしブログが面白かったり、役にたった方へ。ビットコインの投げ銭を頂けると、とても喜びます。 17WBxjLLusGuNK5wUsP3dKjEc3apx6rwcY  

関連記事

2030年のビットコインの価格予想をアンケートしました。

中国当局にとってビットコインは、そもそも規制すべき資金流出の懸念なのか?

ビットコインの先物を始めるなら、絶対に気をつけておきたいこと

海外渡航者・在住者の必需品。世界中でビットコイン決済が出来るデビットカードの勧め

初めてビットコイン・仮想通貨を購入する人のための、主要取引所を徹底比較

【2017年のビットコイン予想】価格を左右するイシューと、それらについての所感