史上最もハイパーインフレしたジンバブエドルが、刷新。歴史は繰り返す?

英エコノミスト誌の報道によると、ジンバブエ中央銀行は、インフレして使い物にならなくなったジンバブエドルを刷新し、新ジンバブエドルするそうです。
もはや、同国の名前は、多くの人にとって、「ハイパーインフレの国」という印象しかないでしょう。

新しいジンバブエドルは、しばらく米ドルと、固定相場で発行されるそうで、国内の銀行で1人1日20ドルまで換金できるという。
新ジンバブエドルは、アフリカ輸出入銀行から借り入れして、2億USドルを外貨準備金にあて、発行されるそうです。

ジンバブエ国内では、ジンバブエドルが紙くずになってから、アメリカドルや、南アランドが、しばらく使用されていた。
昨年、2015年末に、中国が4000万ドルの債務を放棄する代わりに、中国元を市中で使える法定通貨の1つで組み入れられると、発表されたことは記憶に新しい。

今回の新ジンバブエドルの発行により、国内で使われるアメリカドルを少しずつ減らし、中国元と、二大法定通貨として扱う思惑でしょう。

そもそも、インフレの原因は、2000年代以降、白人の財産を没収し、国家から資金が、逃げて経済が回らなくなったことにある。
今回の発表により、エコノミストでは、ジンバブエ政策銀行総裁のコメントが記載されています。

traditional economics do not fully apply in this country,” and said “I am going to print and print and sign the money…because we need money.

当時の経済政策は、我々の国に当てはまらなかったんだ。だから、俺たちは、お金を刷り続けた。
ビコーズマネー。。 何故なら、お金が必要だったんだ。。

まあ、とんでもないモラルハザードなのは、間違いないです。

一国の通貨であるのに、関わらず、屑アルトコインも、びっくりなガバナンスのずさんさだ。

今回、この独裁国家は、経済政策として、歴史的大失敗をした政権を入れ替えることもなく、新しいジンバブエドルが、発行されます。
今後どうなるか分かりませんが、数年後、またお茶の間のエンターテイメントとして、ジンバブエドルが、日本人の目に留まるかも知れません。

これから銀行で新ジンバブエドルを交換するジンバブエ国民も多くいるのだろうが、そこは一歩踏みとどまって、そのアメリカドルで、ビットコインを購入して欲しいと願ってやみません。
改めて、貨幣とは、信用を基点としたもので、信用を依存する対象は選ばなければいけないという、スタディケースだと思います。

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因みに、ジンバブエに関して、ネガティブなことを書いてきたが、経済制裁中の同国では、他のアフリカ諸国と比べても、若くて優秀な人材が、実は育っているという。
これも、危機を感じると、生物は進化するという証明かも知れない。

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