18歳のとき、正真正銘ノースキルの大学生だった僕が、商売を始めた話。自分にとっての仕事の原点。

高校を卒業して、すぐに始めた仕事が、今でも仕事の原点です。

僕が、はじめて商売をスタートしたのは、大学1年生の頃です。
準備を含め、実際に実働をしていたのは、正確には、高校3年生の春休みで、遡ること、6年も前になるので、時は無情です。
今では、独立して、とりあえず、少なくとも、食うに困らないだけのお金くらいは、稼いで、会社をやっていけていますが、自分にとって、商売の原点は、18歳当時にはじめた仕事だったりします。

18歳当時の僕が、どのような仕事を始めたかというと、洋服の輸入販売です。
別に、起業するぞ!とか、そんな話ではんくて、当時、僕は、所謂ヴィンテージ古着というものが、好きで、その道で仕事をしたく、自然に、自分で商売をするしかないかな、という考えに至りました。

ヴィンテージ古着というのは、古いリーバイスが、高値で取引されたとか、されないとか、いう話をたまに聞くかも知れませんが、その手のやつです。
女性からは、「なにその汚い服。」としか言われないやつです(笑)

イメージとして、こんな服ですね。

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今でも、着ることこそ、ほとんどありませんが、ヴィンテージ古着は好きです。
ただ、当時からですが、服として好きであることと同時に、ヴィンテージ古着は、一般的な洋服と違い、二次流通でも、値段が崩れないことも好きでした。
例えば、1940年代のジャケットは、いつまで経っても、1940年代のジャケットなので、コレクターが、世の中に存在する限りは、値段がつき、自分でちょっとくらい着ても、数年後、買値と同じくらいの値段で売れたり出来ます。
当時から、金勘定は、セコかったんです。

18歳のとき、そういったヴィンテージ古着を扱って仕事をしたいと思った僕は、自身で、アメリカから輸入をして、販売することを始めました。
この業界は、別に、大きいブランドや、凄く大きい有名な販売店があるとか、そういった業界ではなく、皆、個人事業主に世界なので、業界で働くということは、多くの場合、いずれは独立することを意味しました。

といいましても、ずっと、それを目指してたわけではなく、今思えばですが、18歳当時の、思いつきみたいなものです。
まあ、何かテンションあがって、単身アメリカに行って、ディーラーや、現地のフリーマーケットだとか、スリフトショップで仕入れをしてました。
これが、僕にとっての、初海外です。

仕入れに使うお金は、どうしたのかというと、高校生の間は、バイトに明け暮れていて貯金があったので、そこから捻出できました。因みに、バイトに明け暮れていた理由は、高校生活、友だちが少なかったところが、大きいです。

他、自分の持ち物で、売れるものを売って、100万円ちょっとくらいだけ捻出ができて、そこから航空券も買って、余ったお金が、最初の仕入れに使える金額でした。

どうせ大した量を仕入れることもできないので、ロサンゼルスから、日本への輸送は、EMSでした。
送るものは、古着であって、新品の洋服ではないので、ちょっとくらい自分で着ても、それは、全然、普通に売れるわけです。
深刻に資金を節約したかった僕は、仕入れたジャケットとかを、3枚重ね着して、飛行機のゲートを通ったことを覚えてます。
ダンボールに入れない分だけ、送料を節約できますから。
酷い時は、ジーパンとかも重ね着して、飛行機のチェックインをしていましたが、今となっては、良いネタです。

はじめての海外で、いきなり、曲がりなりにもにも仕事で使うための英語を勉強した。

また、先述したように、この時に行ったロサンゼルスが、僕にとって初海外でした。
勉強もろくにしてこなかった正真正銘のノースキルだったにで、英語も当然無理。

けど、現地で、どういった程度の語学力が必要になるかは、幸い、仲の良い古着屋さんの人から、親切に教えてもらったので、一般的な海外旅行に使う程度の英語から、この時になって、はじめて真面目に勉強しました。

それと別に、一番、真面目に勉強したのは、値切り交渉する場面の英語で、部屋で、一人「Could you discount?」とかシミュレーションしていたのが懐かしいです。
そのあと、断られたら、どう返そうとか、色々試行錯誤してた記憶があります。
この時に、スカイプ英会話があれば、絶対に使っていたと思います。
今、考えると、当時の自分が馬鹿すぎて、それと比べ、今の18歳は、本当に優秀だなと思います。

仕入れが終わったら、売り先ですが、当然、そのへんの18歳の人間が、売り先とかはないので、はじめの頃のメインの売り先は、ヤフオクです。
最初の仕入れ分は、経費込みで100万円で買い付けたものを、半年間くらいかけて、120万円くらいに現金化したことを覚えてます。
実家暮らしで、ただ飯を食べてたし、在庫も家にそのまま保管できるからこそ、生きている状態です。
普通の起業だったら、とっくに飛んでますねw

仕事をはじめても、しばらくは、平行して、アルバイトもしていたので、次の仕入れのときには、200万円くらい使えるようになって、その次の仕入れは、250万円ちょっと持って行って、というふうに当時は、ゲーム感覚で楽しかったです。
大学の勉強は、全くしなくなってしまいましたが。

仕入れのボリュームが大きくなる頃には、自分が、お客さんとして足を運んでいた、高円寺に古着屋に卸したりもしていました。

結局、この仕事は、在学中の就職活動前までは続けていて、やめる最後の年には、年商ベースで、2000万か2500万くらいは、売り上げることが出来ていました。
18歳のときは、そのときは、一生やるくらいの勢いで、仕事をはじめた訳ですが、さすがに、22にもなると、ヴィンテージ古着なんて、ニッチな市場が、いつまでもあるものだろうかとか、単純にもっと別のビジネスをやりたいとか、少しは、まともなことを考えるようになり、この仕事は、そこでクローズしました。

個人で抱える程度の、たいていの不確実性は、大したものではない。

このあと、海外のインターンシップに参加したり、国外に旅に出たりしましたが、結局、大学を卒業したあとは、就職をせず、自分の会社を登記しました。

古着輸入に仕事は、当時、勢いで始めたとは書きましたが、18歳当時の僕からしたら、アメリカまで行って、商品を仕入れてきたりすることは、とてもリスクに思えました。
今考えたら、全然リスクでも何でもないんですけど、当時の自分からしたら、自給850円のバイトで貯めた100万円が丸々吹っ飛ぶかもしれないし、そんなことをやっている間にギターの練習したいとか、そもそも、そんな不確実なことより、大学で真面目に勉強するほうが、有意義な時間なのかも、とか色々考えたことを覚えています。

けど、この商売をやったからこそ、当時の知り合いから繋がった、アパレル関係の案件に参画していたり、英語で仕事をすることも、随分自然になりました。
また、「物を持ってきて、売る。」というシンプルなスキームだからこそ、冒頭に書いたように、自分にとって、商売の原点にもなりました。

仕入れて売るという基本的なプロセスは、全ての商売の基本であり、世の中には、複雑なビジネスモデルみたいなのが、沢山あると思いますが、それらも因数分解をすると、仕入れる・売るに行き着きます。だから、学生時代に、ヤフオクのセドリとかをして、お小遣い稼ぎしている大学生とかは、マーケット感覚も養われるし、起業や、自分で商売を始めることにも向いてるんだろうなと思います。

18歳当時に、迷って仕事を始めたことを振り返ると、きっと現在の自分が、何かリスクだと思っていることも、5年後の、自分から見ると、実際は、全くリスクではないんだろうな、と思えるようになります。
6年前の自分が、リスクを感じて仕事を始めたことは、現在の僕からしたら、リスクでもなんでもないのですから。
もし、自分が、何か新しいことに挑戦する前、リスクを感じているとしたら、この時のことを思い出すようにしています。

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