仮想通貨・暗号通貨詐欺案件に巻き込まれないように、知っておくべき3つのこと。

最近は、仮想通貨詐欺の横行が酷いです。
固有名詞を出すと、「名誉毀損だ」とか絡まれたりするケースもあるそうなので、面倒臭いので、控えますが、googleでの広告や、カフェなどで営業マンが売るパターン、本当に詐欺案件が多すぎます。

国民生活センターでも注意喚起がされています。
参考:投資や利殖をうたう仮想通貨の勧誘トラブルが増加-

基本的にこういった詐欺のターゲットは、キャズム理論で言うところのレイトマジョリティ以下ラガード層、いわゆるインタ0−ネットに普段触れない人が中心になるので、このブログの読者には、無関係だと思うのですが、記事を書くことによって、少しでも被害が減り、ビットコインや仮想通貨の普及の一助になることを期待してエントリーを残します。

仮想通貨詐欺に巻き込まれないように、知っておくべき3つのことです。

1.絶対に儲かる投資なんてある筈がなく、営業マンがやってきたり、セミナーで売られるケースは、全て詐欺。

これは、仮想通貨に対するリテラシーというより、金融リテラシーの問題です。
仮想通貨詐欺のよくあるパターンは、というより、ほぼ100パーセントが、営業マンや、セミナー講師が、「将来、絶対に、50倍なりますよ。絶対に利益が出ますよ。」という内容です。

本当に、絶対に50倍になるのならば、その営業マンが、消費者金融で、300万円借り入れてきて、利息を考慮しても、収支は、プラスになるでしょう。
それをしないのは、本人が、50倍になるなんて、さらさら思っていないからであり、「絶対に儲かる」という言葉が出てきた時点で、絶対に詐欺です。

最近は、「フィンテックの本丸、仮想通貨勉強会」とか、「初心者のためのビットコイン無料講座」のようなタイトルで、セミナーが、各地で開催され、それらのバックエンド商品として、自社の仮想通貨を販売するケースが多いようです。
同様の情報商材や、動画セミナーも存在する。
「初心者のためのビットコイン無料講座」では、ビットコインについての基本的な説明をして、その後は、ビットコインを、8年前に購入していたら、今頃、価格は、1000倍になっていたなど話を持ち出すことが、テンプレートのようです。
確かに、ビットコインの価格は、元々数百円だったものが、2016年8月現在では、6万円前後で取引されている。
ここまでの話に間違いはないですが、おかしくなるのは、この後です。
「ビットコインの価格は、既に高騰してしまった。」、「これから高騰するのは、新しい仮想通貨だ。」という話になるのです。
この際、比較的、近年に高騰した、EthereumやFactomなどのトークンも、例に出すようで、確かにこれらも、2015年から2016年にかけて、大きく高騰し、今でも取引されています。
その短期間で、高騰したチャートを見せられ、ビットコインについての説明を一方的に何となく聞いたあとでは、判断能力も鈍るのでしょう。
「今から、皆さんにおすすめする◯◯コインは、EthereumやFactomのように、来年、20倍になりますよ。」というわけです。
しかし、そのコインが、どういったアルゴリズムで運用されて、どういった利点があるのかとか、どの市場で取引されるのか、とかの説明は、ほとんどされない。
「何故、値上がりするか?」という問いに対しては、「弊社が買い取るから。」という意味不明なものが、非常に多い。

2.合意形成アルゴリズムが用いられていないコインは駄目です。

恐らく、こういった仮想通貨詐欺に引っかかる人は、「合意形成アルゴリズム」なんて言葉は、聞いたこともないと思いますが、これが使用されていないコインは、その時点でアウトです。
合意形成アルゴリズムが使用されていないということは、1つの発行体によって、その通貨をいくらでも発行出来るし、その発行企業に、完全に信用を委ねることに他なりません。
ビットコインなどの暗号通貨の革新的な点でもあり、その新規性は、通貨の発行体を1つの中央集権的組織に委ねずに、運用出来るようにしたことです。
1つの権力が、独断で発行量を増やしたり、アルゴリズムを書き換えたりすることは、出来なくなっています。

株式会社◯◯が、独占的に発行するコインじゃ駄目なんです。
その株式会社◯◯のさじ加減1つで、あなたが、そのコインを買ったあとに、知らないところで、勝手に、新しく通貨が供給されることも十分にあり得ます。
新しく通貨が供給されるということは、市場に出回る絶対数があがり、価格は下がります。
というより、そもそも市場なんてない場合もほとんどだから、酷い話である。
もし、仮想通貨投資の営業マンがやってきたら、「御社で販売している仮想通貨は、合意形成アルゴリズムを使用していますか?」と是非聞いてみてください。

3.まずは、ビットコインを正しく理解しよう。

そもそも、よく分からないものに投資はしない、というのは、基本です。
まずは、ビットコインについて正しい知識を身につけることからでしょう。
ビットコインをちょっと決済手段として、たまに使うくらいであれば、深く理解する必要はないと思いますが、投資として、自身にとって少なくない金額を購入するならば、いくら時間を使って、情報収集しても、損はしません。
ビットコインについて、ゼロから、ある程度のレベルまで理解をするには、それなりの時間を要します。
二時間のセミナーを、受動的に聞いたところで、ビットコイン自体について理解できないだろうし、なぜ、ビットコインが、これだけ人々を興奮させているかは、理解できない筈です。

自分で理解しようと調べるということは、セミナーで一方的に話を聞くのではなく、情報源を、自分で取捨選択して吸収し、その後、概要を、論理的に自分の言葉で説明できるくらいまで、ということを指します。
2時間のお勉強時間では、ちょっと少ないです。

また、googleで「仮想通貨」と検索すると、怪しい情報源も多く混じってしまうのが、現状です。
そもそもビットコインなどは、英語では、Crypto-currency 呼ばれているのであって、「仮想通貨」ではなく、直訳すると、「暗号通貨」になります。
参考:「仮想通貨」と「暗号通貨」という言葉の使い方について

日本で何故、「仮想通貨」という単語で広まってしまったのかは、不明ですが、今でも、多くの識者は、「暗号通貨」というワードで情報発信する場合が、多く、googleなどで検索する際は、「仮想通貨」より、「暗号通貨」で検索するほうが望ましいかもしれません。

結論から言うと、よく分からないものには、投資しない。まずは、暗号通貨・仮想通貨について、時間をかけて、理解しましょう、ということでした。
ビットコインを正しく理解するためのエントリーや、おすすめの書籍は、下記のエントリーにまとめてありますので、ご参考にしてください。
関連記事:[ビットコイン初心者向けのおすすめ書籍や、エントリー]ビットコインってそもそも何?という人は、こちらを読みましょう。

関連記事:[随時更新]より深く理解するためのビットコイン・仮想通貨・暗号通貨の関連書籍

「今だけ!独占販売ですよ!」なんてコインは、いくらでもあるので、どれだけ時間をかけて勉強しても、待ってくれますよ。

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