近い未来、人間株式公開のようなものがブロックチェーン上に発行されるトークンで行われるようになるかも知れない。

じわじわ盛り上がるトークンエコノミー

ひそかにトークンエコノミーが盛り上がりを見せています。

トークンエコノミーについて、簡単な説明をすると、ビットコインの基盤技術であるブロックチェーン上に、個人がオリジナルのトークン(コイン)を発行して、それらが交換される経済圏にようなものです。
これは、別に未来の話ではなく、すでに可能なことで、一部では、実際に、個人が様々なコインを発行しています。
現在、こういったトークンの発行は、Counterpartyというプロトコルを使用して、ビットコインのブロックチェーン上に発行されることが、主です。
そして、誰かが発行したコインに価値を見出し、欲しいという人がもし存在するなら、そのコインは、ブロックチェーン上のDEXでP2Pで取引されます。
そして価値を見出され、交換されるということは、それは、地域通貨のような役割を果たします。
このオリジナルで発行された◯◯コインで、コインを持っている人だけが読めるコンテンツを提供するブログなども存在します。

一言でいうならば、”誰もが自由に、特定のサーバー上でない極めてセキュリティが強固なブロックチェーン上で、オリジナルの◯◯コインが作成出来る”ということです。

ちょっとイメージが湧かないという方は、過去のブログで、トークンエコノミーに触れたものがあるので、そちらを参照ください。

関連記事:ビットコインと相性が良いのは、ブロガーやアーティスト。自分のサイトに投げ銭受け皿を設置しよう。

年初に、noteが流行り、ブロガー界隈にバブルが訪れていたことは、記憶に新しいです。 バブルが過ぎ去った今でも、noteに書いているブロガーは...

今までは、日頃からビットコインに感心を寄せるコミュニティのみが、トークンのやり取りを行うという状況でしたが、最近になって、家入一真さんがトークンエコノミーに興味を持ちだしたようです。

近い未来行われるであろう「人間株式公開」

恐らく、特別ビットコインを利用している層以外でも、これから、アーリーアダプターは、トークンエコノミーに参入してくるのではないかと思います。
ところで、家入さんは、このトークンエコノミーに関して、こんなツイートも残していました。

このツイートにあるように、トークンを個人が発行し、それらが市場で自由に売買出来るということは、まさに人間株式公開と言っても良いかもしれません。
例えば、現在では、個人ブログで、読者のビットコインによる投げ銭と交換で、トークンを渡すという取り組みがいくつか行われています。
多くは、PVが少ない初期の頃に、投げ銭を入れた、つまり古くから応援してくれる人が、メリットを得れるように、ブログが人気になるに連れ、トークンの還元率が下がっていく設計になっています。

これは、ある意味、ブログという単一事業の株式公開に近いという見方も出来ます。
将来、有望かもしれないブロガーの卵が発行する◯◯コインを、誰も注目していないうちに、少額のビットコインの投げ銭で獲得し、そのブログが、1年後人気になって、コインの価値があがり、キャピタルゲインを得ることもあるかもしれません。

誤解がないよう、注意書きしておきますが、「将来、ブログが人気になれば、トークンの価値が上がりますよ!」みたいな投資商品のように、トークンを配っているブログは、今のところ、僕が確認している限りではありません。
多くの人は、読者と繋がる手段の1つとして健全な運用がされているように見受けられます。

今回は、ブログでの利用のされかたを例に上げましたが、今以上にトークンエコノミーが受け入れられると、もっと色々な使い方が、想像出来ます。
例えば、僕の知人では、トークンを利用したアイドルのプロデュース業をしたいと公言している人もいます。
アイドルが人気のない時期から、トークンを獲得して、そのアイドルが、人気グループなどに加入して、注目を集めれば、トークンの価値も上がるかもしれないというわけです。

自分が好きなアイドルを応援する気持ちと同時に、手に入れたトークンの市場価値をあげるためにそのアイドルのライブなどの集客を手伝うなどするトークン保持者が出てくることも予想できます。

まさに、人間株式公開といって良いでしょう。
因みに、カウンターパーティーというプロトコルで発行されたトークンには、株式配当のように、トークン保持者にビットコインを送ったりすることも可能です。

拡大が期待されるトークンエコノミーと法整備

ですが、今後、整備されるであろう仮想通貨法案では、個人によるトークンの発行などに関しては、2016年8月現在何も言及されていなく、グレーゾーンともいえる状態にあります。
そもそも、誰もがコインを自由に発行し、それをビットコイン建てで販売出来るようにしてしまうと、主に正しいリテラシーを身につけていない人たちを狙った様々なトラブルが、起きることは容易に想像が出来ます。
全ての人が、ブロックチェーン上でのトークン発行限度額、ロックされているかどうか、そのトークンが、健全に運用されてるかを、身につけることは難しいでしょう。
実際、個人の発行するトークンを資産計上してしまうのは、あまりにもリスクがあると思いますし、一般的な普及にあたっては、何かしらのレギュレーションがされるべきです。
しかし、実際、上述したように、トークンエコノミーの普及によって、ブロガーやアーティストが、ファンと繋がる手段、また、マネタイズの1つの手段を得るのは、画期的なことであることは、間違いありません。
また、きっと、こういったトークンが広まれば、それを普通の人が思いつかないような方法で運用し、価値を提供する人も登場する筈です。

最後に、規制がどのように行われようが、万が一、日本ではトークンの個人発行が全面禁止になろうが、先述したように、トークンの発行自体は、ブロックチェーン上で行われ、その交換は、サーバーを介さず、P2Pで行えます。
少なくとも、数年後、人間株式公開に近いものが、少しづつ活発になるはずです。
トークンエコノミーは、誰でも参加できる経済圏で、かつ、まだまだ未成熟です。
このブログから、新しくトークンによって繋がる新しい価値交換に興味を持つ人が、増えたら良いなと思っています。

■お知らせ
オンラインサロンの新規会員募集のお知らせ
■[世界で生きる研究・実践所]
国の境目もなくなり、国を跨いで生活することや、仕事をすることも普通になり、ビットコインなどの暗号通貨が誕生し、お金の在り方まで変わりつつある現代を、より有利に生き抜くことを研究する会員制コミュニティです。新しい時代の、ビジネス・投資・生活・旅全般をハックしていきます。。
■ブログ著者のプロフィール
■筆者のTwitterをフォローするー
■筆者へビットコインの投げ銭・寄付 もしブログが面白かったり、役にたった方へ。ビットコインの投げ銭を頂けると、とても喜びます。 17WBxjLLusGuNK5wUsP3dKjEc3apx6rwcY  

関連記事

ビットコインの情報収集で、フォローしておくと良いTwitterアカウントたち[日...

初めてビットコイン・仮想通貨を購入する人のための、主要取引所を徹底比較

2016年クレイグ・ライトショック。ビットコイン開発者ナカモトサトシを巡るドラマ...

インドやベネズエラのような新興国での、ビットコインの高騰について思うこと

正統派ビットコイナーですが、「VALU」に参戦します。

ビットコインとゴールド(金)との共通点・相違点を整理しました。