DeFi

DEX(分散型取引所)の2019-2020年のプロトコル0xの開発ロードマップについて。

d10n Labでは、「DEX(分散型取引所)の2019-2020年のプロトコル0xの開発ロードマップについて。」のレポートを配信しました。

■前提・0xの現状

本レポートでは、Ethereum上のDEXのプロトコルである0xの今後の開発ロードマップについて解説をします。
0xのプロトコルを使用すると、ノンカストディの取引所を容易に作ることができ、それらの取引所はリレーヤーと呼ばれます。
0xの基本情報は2018年9月に配信した下記のレポートに詳しいです。

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2017年8月にメインネットがローンチして以来、多くのリレーヤーやサードパーティーのサービスが0xのプロトコルを使用するようになっています。
2019年4月現在、20以上のリレーヤーが0xのDEXを提供、執筆時点のバージョン2では、ERC721のサポートもされており、ERC1155のサポートも間もなく始まります。
しかし、トレーディングボリュームは、0xがローンチして以来、2019年4月までの累計で約$800Mほどであり、極めて少ない金額であることが現状です。
ひいては0xのみならず、DEX全体の取引ボリュームが少なく、0xも例に漏れないといった事実があります。

DeFiにおいては、いくつかの取引モデルがありがならも、0xのようなマッチングモデルは現状、コントラクトアドレスを用いた流動性プールのモデルよりもユーザーの使用は進んでいません。

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しかしながら、ブロックチェーンネイティブなアセットの交換は将来はDEXで行われるはずであり、全ての取引がそこに移行はしなくとも、より多くの取引がDEXに移動をすることになるだろうと業界プレーヤーの多くは予測しています。

また、下記のようなマーケットメイキング用のプロトコルも開発されつつあります。

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その点において、単一のアプリケーションレイヤーが、Ethereum上で、DEXを提供しようとしたり、NFTの交換機能を構築しようとした場合、高い確率で0xの恩恵を受けることになります。
開発者が、アセット交換機能のインターフェースを構築するためのプロトコルである0xを使うことは、0からスマートコントラクトを書くよりはるかに開発工数が削減されることと、すでにテストされたコードであるためです。
今後、典型的なERC20トークンだけでなく、各予測市場のシェアトークン(すでにAugurと0xを組み合わせて使う事例は数多く登場しています)、NFTのマーケットなどが増えることによって、0xは非常に重要なインフラストラクチャーの位置付けになるだろうとされており、その地位はすでにある程度得ているとも言えます。
その重要性は確かでありながらも、現在はまだ流動性が十分でないことや、プロトコルに紐づくZRXトークンのトークンモデルの欠陥などが広く指摘しました。

そういった中で、2019年4月に、0xの開発ロードマップが発表されました。
これまで指摘された様々な課題やトークン設計についての問題点について、コアチームからの回答であるとも言える中期ロードマップとなっており、本レポートではこれらを解説します。

目次
*前提
*0xの今後の開発ロードマップについて
*Trade Execution Coordinator (TEC)
*ZRXの新しいトークンモデルの提案
*MeshNetworkの概要、P2Pで構築するのオーダーブックのネットワーク層
*StarkDEXの概要 、0xが志向するDEXのスケーリング
*総論
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