その他のパブリックプロトコル

金融・決済システムでの利用を目的としたブロックチェーン、Stellarの概要・仕組み


d10n Labでは、レポート「金融・決済システムでの利用を目的としたブロックチェーン、Stellarの概要・仕組み」を配信しました。

前提

Stellarはオープンな金融システムを目指す決済プラットフォームプロジェクトであり、2019年6月現在、時価総額ランキング第10位に位置するブロックチェーンです。

創業者のJed McCaleb氏はMt.GOXの立ち上げやRippleの立ち上げを行なった経歴があり、元々Rippleで同様のビジョンを持ちプロジェクトを推進していましたが、組織内でプロジェクトの目指す方向性について意見が割れたため、Rippleを去りStellarに取り組み始めました。
Rippleを去った後、本人は仮想通貨関連のプロジェクトに取り組むつもりはなかったものの、異なる金融機関をつなぎ、国境を跨いでも少額の送金ができるべきだと考えこのプロジェクトを始めたと語っています。
Stellarは元々McCaleb氏と弁護士のJoyce Kim氏によって始められましたが、2016年にKim氏はStellar.orgを去っています。2019年にはMcCaleb氏は技術開発に専念し、Firefoxの開発などで有名な非営利団体であるMozillaのCOO(最高執行責任者)をCEO兼エグゼクティブディレクターとして招聘することを発表しています。

技術的な部分に関しては、創業の背景もありRippleと同じプロトコルを利用していましたが、2014年12月の台帳が分岐する事故を受け2015年に新しいプロトコルSCP(Stellar Consensus Protocol)に移行しています。

2019年3月18日にはIBMのStellarを利用した決済ネットワークを通じてステーブルコイン発行を計画している銀行があることが発表されました。これに参画する6社の中では、フィリピンを拠点としたRCBC,ブラジルのBanco Bradescoそして韓国のBank Busanの名前が明らかになっています。この計画の中でStellarの基軸通貨であるXLMがブリッジ通貨として利用される可能性も報じられており、銀行を介した国際送金のブリッジ通貨としてXLMが注目されていくと考えられます。
参照:https://www.coindesk.com/ibm-signs-6-banks-to-issue-stablecoins-and-use-stellars-xlm-cryptocurrency

本レポートで扱うStellarのコンセンサスアルゴリズムやガバナンスの設計を知ることは、今後の動向予想や技術選定、投資判断に役立つはずです。

以下、StellarのコンセンサスアルゴリズムであるSCPを中心としたチェーンの設計、ガバナンスの仕組み、それらを取り巻くエコシステム等を俯瞰していきます。

目次
前提
Stellar Consensus Protocol(SCP)について
通貨発行のプロセスについて
ガバナンスについて
創業者について
ロードマップについて
現在の課題
総論

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