Telegram(テレグラム)の創業者の思想・略歴、彼らがICOで巨額資金調達をできる現象についての考察

テレグラム創業者:「自由は売り物ではない、ヒューマンライトは脅迫や強欲から守られるべき」

ロシア当局は4月13日、仮想通貨業界で人気の暗号化メッセンジャーサービス、テレグラムへのアクセスを禁止するようロシア国内ISP各社に要求しました。

ロシア政府より、テレグラムのユーザー情報の開示を求められれおり、CEOのPavel Durov(パベル・ドゥーロフ)氏はこれを拒んだ形になります。

ロシア政府に対する発言として「自由は売り物ではない、ヒューマンライトは脅迫や強欲から守られるべき」とコメントを残しています。

テレグラムというメッセンジャーアプリについて、暗号通貨業界では、暗号化に優れプライバシーが高いチャットアプリとしてすっかり一般化しました。

テレグラムのICO

現在、テレグラムは独自のブロックチェーンを構築しようとしており、ICOプレセールを行っています。
執筆時点で、テレグラムは、2回のプレセールで、現在の調達金額は1.7B(約1800億円!)になっています。
参考:Telegram Doubles Amount Raised in ICO to $1.7 Billion
https://www.coindesk.com/telegram-doubles-amount-raised-in-ico-to-1-7-billion/

当初の予定では2.5B$(約2500億円超)までに調達を予定しており、あと何回かのラウンドが予定されています。

誤解のないように書いておきますが、時価総額2500億円ではなく、2500億円調達で、ユニコーン企業どころではありません。
しかも調達手段は株式ではなく、もっと言えば、テレグラムは会社ですらありません。

しかも売出しトークンは最大で全体の48%で、半分は運営が将来のためにリザーブをしますので、目標額が調達が完了した場合、時価総額は5000億円になります。
目標額の調達をし、その後、上場をしたら、コインマーケットキャップ的にはいきなりTOP10に入る時価総額になります。

テレグラムが新しく実装するブロックチェーンの名称は、TON(テレグラム・オープン・ネットワーク)でトークンはTONCoin(Grams)、コンセンサスアルゴリズムはPoS (プルーフ・オブ・ステーク)です。

様々なことが出来るという将来像は描いているものの、現在において特筆すべき技術的トピックなどはありません。
公式へのリンクはこちらになりますので、貼っておきます。
https://icodrops.com/telegram-ico-ton/

テレグラム創業者の略歴、思想

さて、これほどの資金を集め注目され、かつ、暗号通貨やブロックチェーンの業界の人であれば1度は使ったことはあるテレグラムですが、その実態や創業者の思想を知る人は多くありません。
研究所サロンでは、テレグラムの概要や、創業者であるパベル・ドゥーロフとニコライ・ドゥーロフについて、そして今起こっていることの文化背景、彼らがICOで巨額資金調達をできる現象の考察などを纏めたレポートを配信しました。

今回、レポートを纏めながら、テレグラムのICOの規模の大きさや、実際にそれだけの資金が開発に必要なのか?という件や、テレグラムが計画しているプロダクトについては、疑問も残るものの、テレグラムを運営している人物が、それだけの資金調達を実施でき、注目を集めることのできる人物であるということは自分も理解はできると改めて思った次第です。

目次
■テレグラムを創業したドゥーロフ兄弟の思想
■ロシア最大のSNS「VK」を作ってロシアのザッカーバーグとも呼ばれるパベル・ドゥーロフ
■テレグラムが株式会社の形態をとっていない理由を考える
■パーヴェル・ドゥーロフ「AppleやFacebookは独立国家を作るべき」
■ビットコインが生まれたサイファーパンクという文化とは?国家の融解

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