お知らせ

d10n labを通して実現したい分散性のあるリサーチラボと、コミュニティ論について

d10n labという会社を設立しました。
これまで約2年程度に渡り運営していたオンラインサロンをリブランディング・法人化した形になります。


https://d10nlab.com/

このブログでは、これからd10n labを通して、実現したいことや背景にあるビジョンなどを整理したいと思います。
それと同時に、自分にとってのコミュニティという考え方や、ブロックチェーン業界での有料コンテンツという、それらについての捉え方全般について触れていきます。

d10n labについて

これまでの運営を通して、暗号通貨・ブロックチェーン関連のトピックを中心に週に4~5回のレポート・コラムを配信、これまでに500本以上のレポートを配信してきました。
主に、ブロックチェーンスタートアップ関係者、上場企業経営者、個人投資家、開発者などの方に利用いただいています。

暗号通貨・ブロックチェーン関連の最先端情報や高品質な考察レポートを配信し、業界動向のキャッチアップを効率化するとともに、会員同士が協力的に知識やノウハウを集積できるコミュニティの育成、新しい経済圏・生き方への未来の視座を高めることを目的としています。

特に、ブロックチェーン・暗号通貨という領域は30年に一度のパラダイムシフトと捉えて、d10n labは、暗号通貨・ブロックチェーンに関連すること全般、海外現地レポート、個人のエンパワメントなどをテーマに据えています。

レポート配信の他に、よりライトにスレッドを立てれたりコメントができるサブグループも用意して、
d10n labでは、
・品質の高いレポートの配信するラボとしての機能
・交流や議論ができるコミュニティ機能

2つの機能にわけています。

本エントリでは、それぞれ説明します。

リサーチレポート配信コンテンツについて

まず、今時点でd10n labでは、日本のブロックチェーン業界でトップレベルの品質の高いレポートを配信し続けており、それは今後も続けていきます。

特に、暗号通貨・ブロックチェーン領域に関しては、調べるべき情報量が膨大であり、情報取得に関する時間的な学習コストが膨大という課題があります。

この点について、d10n labでは、重要なトピックを分解して考察するレポートを配信し、これを読む人は多くのメディアや情報リソースを駆け回る時間をなるべく減らせるようにしています。
特に日本語でのブログや情報は、良いリソースがなく、探してる情報にたどり着けないことや、品質が十分なメディアやブログはあまり多くない状況にあります。
d10n labでは、読者は有料(月額3990円)にはなりますが、プロトコルから企業分析、各種ファンド動向、マーケット解説などをカバーし、時間をかけたリサーチに基づいたレポートを配信しています。

リサーチャープログラム

これまでd10n labでは、主催している平野が中心で執筆したレポートを配信し、残りの10-15%が寄稿によるレポートでした。
今後、寄稿レポートの割合を中期で50%程度まで引き上げ、配信できるレポートの量自体もクオリティを保ちながら3倍程度まで引き上げたいと思っています。

そのためのリサーチャープログラムを拡充させていきます。

というのも、もはや、暗号通貨・ブロックチェーンという情報量の多いドメインの中で最先端の情報を品質良くパッケージしたレポートにするには、僕一人でレポートを書くことは、物理的に不可能だからです。

例えば、僕は中国語が出来ないので、中国のブロックチェーン業界事情に関するレポートを書く人は僕より適任者がいるはずですし、同じく僕は経済学の専門家でもないのでゲーム理論やミクロ経済の視点でトークン設計などを分析するレポートは僕より適任者がいるはずです。

こういったレポートは僕一人で書くのではなく、これから様々なリサーチャーが寄稿参加してほしいと思います。
もちろんコントリビュートしてくださるリサーチャーは有償になります。
例えば、1本品質を高いレポートを寄稿頂ければ、品質によって1本2万円から-最大10万円程度までお支払いする予定です。(ただしレポートとして要求されるクオリティはそれなりに高いです。)
より強いコミットをしてくれるリサーチャーには、売り上げからXX %をレベニューシェアなどを行うアソシエイトリサーチャーを今後増やすことも考えていて、リサーチャーへの投資を行なっていきます。

現状のブロックチェーン領域のブログなどに関しては、取引所のアフィエイトなどでマネタイズすることが一般的ですが、密度の高い記事を書いても、それは取引所を新規登録するような人が読者になるようなものではないので、マネタイズが難しいという側面があります。
これに関して、d10n labでは、すでに有料のコミュニティメンバーが多く存在し、売り上げがあるので、リサーチャーにしっかりお支払いが出来ます。

リサーチャーはしっかりしたレポートに対し報酬を享受できる仕組みができ、レポートを書かないで読むことで参加をするメンバーは月々の参加費だけを支払う仕組み作りをしていきます。

このような分散性のあるリサーチャーコミュニティみたいなものが、d10n labで実現をしたいものの一つです。

法人化した一番の理由は、これを行うことでお金の出し入れが多くなり、運営する人もアサインしなくてはならないためです。合同会社の形態をとっています。

有料コンテンツに対する捉え方

さて、こういったことについて、「それでは良い記事は全部クローズドコミュニティでしか読めなくなってしまうではないか。」という意見もありそうです。

このこと自体は、妥当性がある部分とそうでない部分があります。

確かに良質な記事はクローズドコミュニティで配信される傾向が強くなっていて、これはある部分確かです。
一方で、d10n labを含め、これらのクローズドコミュニティは有料ですが、それはお金さえ支払えば読める情報であるとも言い換えられます。

世の中、お金を払っても得られない情報も多い中、お金さえ支払えば入れるコミュニティは、僕の感覚では、クローズドコミュニティどころか、オープンなコミュニティに近いです。

実際のところ、業界には、お金を払っても得られない一次情報も多く、それらはインナーサークル内で情報交換が行われます。
グローバルで見ると、そのヒエラルキーのトップは、a16zやUSVなどのトップファンド、coinbaseなどがそれにあたり、彼らは、シリコンバレーエリアで様々なブロックチェーンプロジェクトに投資、クリプトファンドにLP出資をし、一次情報がそこに集約されています。
彼らがヒエラルキーのトップですが、彼らの例以外にもこういった例は様々なものがあり、そういったインナーサークルで回る情報の品質の差と、オープンなメディアで読める情報の品質の差は、(特に日本語圏では)非常に大きいと言わざるを得ません。

d10n labは、この溝を埋める中間にあるような位置付けでレポートを普段書いています。
事業会社やプロジェクト実行者による一次情報ではないかも知れないですが(僕にもコンプライアンスなどの観点から、会員向けにでも書けないような内容は多々あります)、しっかりした入念なリサーチに基づくレポートをコミュニティで配信していきます。
そして、それらに執筆には、それなりの労力と時間を要しますので、リサーチレポートを寄稿するコントリビュータに正当な報酬を支払います。

参加者はそのネットワーク維持費のフィーを支払うようなイメージです。
d10n labの名前の、d10nはdistribution(分散・分配)の略で、自立した個人のネットワークや、情報のdistributionなど複数の意味を持たせています。

コミュニティとしての機能

また、こういったリサーチレポートの配信組織だけではなく、d10n labはコミュニティを作りたいといった動機もあります。

今、コミュニティという言葉が様々な場所で取り上げられていて、人によってこの言葉へ持たせている意味も異なっているような気もします。

これについて、自分にとってのコミュニティというものの必要性は、「優秀な人はだいたい起業や独立をしてる問題 + 優秀な人はメルカリとかに行っちゃう問題」が大きいです。
個人の時代と言われて久しく、個人は組織に属さなくても稼げるようになりましたし、かつ、優良なスタートアップががっつり給与を出し、企業としてはそれらと採用条件で競争をしても難しくなっている部分もあります。

と考えると、同じ組織内の人どうし以外の違う関わり方の構築は生存戦略的に必要です。
ここにコミュニティの必要性を感じています。

自分は、今までオンラインサロンを運営していて運営者として良いことは主に2つあります。
まず、ブロックチェーン業界のトップ層をユーザーペルソナにして、会員が満足度高く読めるレポートを毎日自分が書くことで、一番自分に知識が蓄積されるということです。

もう一つは、コミュニティを通して自分が知り合いができたり、入ってきてくれた人と関係値を高められることです。

過去には、自分のサロンに入ってきてくれた人に投資をさせてもらったことなどもあり、仕事に繋がったケースは多いです。

そう考えると、自分はサロン運営を通して売り上げ以外に、随分色々なものをテイクしています。

d10n labは、リサーチレポートも有償寄稿できますし、自由にコメント・コミュニティに参加ができ、それぞれがなにかしらの形でコントリビュートをして、同時にぞれぞれ何かしらをテイクしてもらえれば良いと思ってます。

一方、特にコミュニティとしての機能は求めていない人もいるはずで、リサーチレポートを読んでるだけでも参加費分の価値は享受できる設計にしていくつもりで運営しています。

最後に

僕自体は、冒頭で書いた通り、ブロックチェーンを30年に一度の大きな波と捉えて、今後数年から10年をブロックチェーン領域および、それに付随することに、自分の時間の全てを使いコミットしていくつもりで、現在いくつかの活動、および準備をしています。

このd10n labは、自分が関わる他のいくつかの会社・プロジェクトと比較し、ライフワーク的側面が強いです。
d10n lab自体は、属人性も強く、またコミュニティ的側面も強く、この会社は売却などの形でEXITなども出来ません。

また売り上げ自体も、コミットしてくれるリサーチャーに今後それなりの金額を分配していくので、残る金額は決して多くありません。

ですが、様々な人と関係値を持てて、クオリティの高いレポート配信・蓄積される場所があることは、自分にとっても大変重要で、今後自分が行なっていくいくつかの取り組みともシナジーを生むライフワーク的なものだと位置付けています。

本当はブロックチェーンを使って、良いレポートを書けば、良いレポートの投稿者が評価をされ、正当な報酬が払われる管理者がいない自立的ネットワークを構築できれば良いのですが、今時点ですぐにそういったことの実現は難しいと言わざるを得ません。
いくつかそういった志向をしているSNSベースのブロックチェーンプロジェクトなどがありますが、そこで良い記事が正当に評価されている経済圏が出来ているとはお世辞にも言えません。

d10n labは、現状、運営の中央集権管理でリサーチャーに対する報酬を決定し、採用レポートの判断を行い、クオリティ管理をしています。
本当はブロックチェーンを使って自立分散的にこういったことが実現できるのが理想ですが、同時に、まだまだブロックチェーンを使わず出来ることがあることも事実です。

現時点で過去に相当数のリサーチレポートを配信し、すでに高品質なレポートが蓄積されていますが、引き続き、さらにそれを拡張し、コミュニティ形成を計ります。

・一般メンバーシップ
・リサーチレポートを寄稿してくれるコントリビュータ
・レベニューシェア形式でがっつりコミットしてくれるアソシエイトリサーチャー

ご参加をお待ちしています。(d10n lab コミュニティに参加をする)

暗号通貨とブロックチェーンは、インターネット以来の大きいイノベーションであり、私たちの世代にとって最も大きいインパクトを与えパラダイムシフトを起こすと考えています。

d10n Lab(ディーテンエヌラボ)は、未来を思考する離合集散的なコミュニティオンラインサロンです。

暗号通貨のこと全般・投資リテラシー・移住など多様なトピックを扱うほか、嗜好が近いメンバーとも出会える場を目指しています。読みたいレポートをリクエストしたり、リサーチャーがマネタイズできるリサーチプログラムもあります。

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