取引所

暗号通貨のOTCトレーディング企業とは。機関投資家のためのトレードインフラはどのようなビジネスで、個人投資家に与える影響とは何か。

d10n Labでは、「暗号通貨のOTCトレーディング企業とは。機関投資家のためのトレードインフラはどのようなビジネスで、個人投資家に与える影響とは何か。」のレポートを配信しました。

前提・機関投資家を中心とする大口投資家が利用をするOTC取引

本レポートでは、OTCトレーディング企業についての解説を行います。
機関投資家をはじめとした大口投資家は、通常の取引所ではなく、OTC取引を使うことが多いです。

下記のレポートではMulticoin Caputalがどのような運用をしているかを解説しましたが、彼もOTCを多用しています。

RELATED POST
著名クリプトファンドのMulticoin Capitalの2018年の年間報告書を読むMulticoin Capitalの2018年の年間報告書 Multicoin Capitalは、テキサス・オースティン拠点に2017...

OTCは、over-the-counterの略称で、日本語では相対取引などとも呼ばれます。
OTC取引は、大口投資家に対して、取引コストの軽減手段を提供します。
例えば、大口のトレーダーが、通常の取引所で1-5億円くらいの売買オーダーを出したとして、そのオーダーによって相場が動いてしまうことがあります。
買い板を出したら、その厚い買い板を見た他のトレーダーも買いオーダーを入れる可能性があります。
結果、希望の価格で約定を出来ず、想定してた価格より高く購入をすることになってしまうということが往々に起きます。
これは売りオーダーでも同様のことが起こりえます。

このように希望しているコストで取引が執行できないことや、取引のためにかかるコストを、金融取引において取引コストと呼びます。
伝統的なアセットと比べて流動性が比較的低いbitcoinやその他の暗号通貨において、大口投資家にとって、この取引コストは非常に高くつきます。
OTC取引では、数億円分売っても、ある程度決まった価格で価格算出をして、OTC業者が引受け、または他のトレーダーとマッチングをする形で取引を執行します。
大口のトレーダーにとって、これは取引コストを削減することに繋がります。
結果、大口のトレーダーは、ほとんど使用をする取引プラットフォームは、このOTCです。
具体的な利用者は、ヘッジファンド・ファミリーオフィス・暗号通貨で資金調達を行ったICOプロジェクト・個人の大口トレーダーなどです。

OTC取引のメインプレーヤー

OTC取引を提供するプレーヤーは多様ですが、メインプレーヤーは下記のような企業です。

Genesis Global Trading ( https://genesistrading.com/ )
Circle Trade( https://www.circle.com/en/trade )
Galaxy( https://www.galaxydigital.io/ )
Cumberland ( https://cumberland.io/ )
Jump Trading( https://www.jumptrading.com/ )
itBit ( https://www.itbit.com/otc )
BitStock( https://www.bitstocks.com/ )

これらに加えて従来リテールのトレーダーを顧客にしていてた取引所もOTC取引の提供を開始し始めている例が2018年後半から2019年前半にかけて数多く見られます。
これにはcoinbaseやBinance、Bittrexが含まれます。

目次
*前提・機関投資家を中心とする大口投資家が利用をするOTC取引
*OTC取引のメインプレーヤー
*OTC取引のビジネスモデル
*OTC取引のメインプレーヤー現在の規模感
*OTC取引はマーケットにどのような影響を与えるか。個人投資家が知るべきこと
*OTCトレーディング企業は今後どのように競争力を獲得し、企業努力をするか
*総論

(続きは、d10n Labコミュニティに入会してお読みください。)
一度研究所に、ご入会して頂くとd10n Labの過去の700本以上のレポートやコラムが全て閲覧できる他、定期的に行なっている収録イベントの過去ログ、不定期で行っているイベントなどにアクセスできます。

暗号通貨とブロックチェーンは、インターネット以来の大きいイノベーションであり、私たちの世代にとって最も大きいインパクトを与えパラダイムシフトを起こすと考えています。

d10n Lab(ディーテンエヌラボ)は、未来を思考する離合集散的なリサーチコミュニティです。

暗号通貨のこと全般・投資リテラシー・移住など多様なトピックを扱うほか、嗜好が近いメンバーとも出会える場を目指しています。読みたいレポートをリクエストしたり、リサーチャーがマネタイズできるリサーチプログラムもあります。