Dapps

Brave Browserおよびbasic attention token(BAT)の概要・トークンモデル・評価

d10n Labでは、「暗号通貨のマーケットメイキングプロトコルであるHummingbotの概要。DeFiにおける流動性の将来を考える。」のレポートを配信しました。

前提

本レポートでは、Brave Browser(以下Brave)およびbasic attention token(以下BAT)の概要の解説、およびトークンモデル・評価を述べます。
Brave Browserは、広告が表示されないwebブラウザとして知られ、一般的なブラウザより快適なユーザー体験を提供、およびプライバシーを重視したブラウザを作ることを目的にしています。
同ブラウザは全てオープンソースで、Brave Software社によって開発されています。
ブロックチェーンプロジェクトにも、オープンソースのブラウザを開発するプロジェクトでも、非営利団体の形態を取る組織は多いですが、Brave Softwareに関しては株式会社の形態をとり、トークンセール以前から投資をうけており外部株主が存在します。

Braveは、デフォルトで広告をブロックし、その代わりに控えめな広告を挿入できます。
広告を表示するかどうかはユーザーが決めることができ、表示した場合は、広告料の一部がユーザーに分配されます。
また、ブラウザを介してインターネット体験を行うユーザーは、コンテンツパブリッシャーに対してマイクロペイメント、所謂投銭を行うことが出来ます。
これらの広告出稿、リワードの受け取り、投銭としてのマイクロペイメントには、以下BATという独自トークンが用いられます。
ブラウザは2015年に公開され、2017年にトークンのICOが行なわれました。その後、約2年間の開発期間を経て、ブラウザを見たユーザーがトークンを受け取れる機能が2019年4月に部分的に実装がされています。

本レポートでは、同プロジェクトのより詳しい概要、これまでの略歴、トークンモデルなどを解説します。

Brave公式サイト:https://brave.com/
basic attention token公式サイト:https://basicattentiontoken.org/
basic attention tokenホワイトペーパー:https://basicattentiontoken.org/BasicAttentionTokenWhitePaper-4.pdf

Braveブラウザ概要、これまでのグロース

Bravreではネイティブで広告をブロックするプライバシー重視のブラウザであることが特徴です。
ユーザーにとってのメリットは主に下記です。

・デフォルトで広告をブロック
・クッキーのブロック
・それらによる高速なページ読み込み
・広告を見て少額のリワードを得たいユーザーはリワードを得ることができる(オプトイン)

Bravre Softwareによると、同社のブラウザはChromeよりほとんどの場合、5倍以上スピードが早いとされています。
(参照:https://ernestsembutnieks.com/brave-browser-vs-google-chrome/#gref)

BravreはChromiumをベースとして開発されており、一般的なクロムエクステンションをそのまま使用できる他、Chromからのブックマークやパスワードマネージャーなどの移行が容易になっています。
Windows、Mac、Linux、ios、Androidですでに利用できるようになっており、同社サイトの発表によると、500万人以上の月間アクティブユーザーが利用しています。
2018年の1年間の進捗として下記リンクに様々な数字がまとめられています。
(参照:https://brave.com/2018-highlights/ )

2019年4月に広告を閲覧することによってBATトークンの報酬の獲得ができる機能がリリースしています。
(参照:https://brave.com/2018-highlights/ )

Braveブラウザでは、ユーザーの行動をトラッキングして、特定のサーバーに送信することはしていません。
しかし、braveブラウザでは、ユーザーの行動をローカルクライアントで学習し、外部にそれを送信することなく、広告のターゲティングをする設計を行っています。
すでに広告を提供するサプライヤーとして、Vice、Home Chef、ConsenSys、Ternio BlockCard、MyCrypto、eToro、 BuySellAds、TAP Network, The Giving Block、AirSwap、Fluidityなどが存在し、他55,000の企業が登録しています。

広告の閲覧ごとにユーザーがもらえるBATの量はどのように算出されるかは、本レポート中で後述します。
d10n Labで配信したレポート全文では、同プロジェクトのトークン設計、考察をさらに行っています。

目次
*前提
*Braveブラウザ概要、これまでのグロース
*創業者・チーム・思想
*資金調達・BATのディストリビューション
*BATのトークンモデル・リワードでもらえるBATの量の決定方法
*BraveブラウザをBitcoin仕様にフォーク・オープンソースソフトウェアのコピーによる対防御制になりえる外部ネットワーク性
*BATトークンの評価
*総論

(続きは、d10n Labコミュニティに入会してお読みください。)
一度研究所に、ご入会して頂くとd10n Labの過去の700本以上のレポートやコラムが全て閲覧できる他、定期的に行なっている収録イベントの過去ログ、不定期で行っているイベントなどにアクセスできます。

暗号通貨とブロックチェーンは、インターネット以来の大きいイノベーションであり、私たちの世代にとって最も大きいインパクトを与えパラダイムシフトを起こすと考えています。

d10n Lab(ディーテンエヌラボ)は、未来を思考する離合集散的なリサーチコミュニティです。

暗号通貨のこと全般・投資リテラシー・移住など多様なトピックを扱うほか、嗜好が近いメンバーとも出会える場を目指しています。読みたいレポートをリクエストしたり、リサーチャーがマネタイズできるリサーチプログラムもあります。