暗号通貨ビジネス

ブロックチェーン関連のアプリケーション・DApps開発をビジネス視点を考える。

ブロックチェーンのアプリケーションの開発にもビジネス視点が必要な理由

本レポートでは、現在のブロックチェーン関連のアプリケーションについてビジネス目線での意見、DApps・ブロックチェーン関連のアプリケーションでビジネスが成立しうる戦略について考えます。

現在、業界では様々な事業ドメインが生まれており、取引所とマイニングしかプロフィタブルなビジネスが存在しなかった以前に比べると様々なビジネスが成立するようになりました。
これについては、過去に様々なレポートを配信しています。

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しかし、現状、Ethereumなどのパブリックプロトコルに乗るアプリケーション、ブロックチェーン関連のアプリケーションレイヤーのプレイヤーでキャッシュフローが回ってビジネスが成立をしている事例はほとんどありません。

まだ答えのない問題なので、かなり個人的見解も含みますが、これらについてや、本レポートでは、ブロックチェーン関連のアプリケーションについてビジネスが成立をするか、様々な事例や資金調達事例から考察も交えながら、考察を深めていきます。

ブロックチェーンの世界は、技術が最も重要な要素であり、その他の部分の重要性はそれに劣るというような意見もありますが、それは恐らく誤りです。
技術は重要なことはもちろんですが、この世界では多くのソフトウェア、プロトコルはもちろん、アプリケーションまでオープンソースになる傾向があります。
オープンソースであると、技術のコピー性は非常に高いです。

現在、業界の最前線では、オープンソースでありながらどのようにビジネスを成立しうるか、が活発に議論されています。
本レポートでは、その点について検討を行い、ビジネス視点でパブリックブロックチェーンに付随するアプリケーションが成立するかを考えます。

様々な意見がもらえれば嬉しく思います。

Dappsと言われるものの定義、「DApps」および「ブロックチェーンを利用したアプリケーション」

まず、言葉の定義をします。
従来、少なくとも一般的には、DAppsとはDecentralized Applicationsの略語で、非中央集権の分散型アプリケーションのことを指します。
ビットコインのように、中央管理者なしで運営・管理でき、自律分散的に、インセンティブ設計により、様々なこと(分散型のファイルストレージ、分散型のシェアリングエコノミー)が成り立つのではないか、ということがDAppsという定義でした。

この点では、一番初めに成立したDAppsは、ビットコインということになります。
その一方、このことについて、現在にブロックチェーン関連のアプリケーションでDAppsを自称しているアプリケーションは、ほとんどDAppsではないと指摘をする人もいます。
例えば、DAppsゲームと呼称して多くのアプリがでていますが、これらはおおよそ全て管理者が存在し、DAppsとは言い難いです。

Cryptokittiesにしても、Cryptokitties株式会社が存在しており、Cryptokittiesの運営は、株式会社であり、販売をする猫でマネタイズをしますので、それは分散的でも、DAppsではありませんし、そのためCryptokittiesに関しては、同社は自社のサービスをDAppsとは自称していません。
こういったEthereumなどのパブリックブロックチェーンを利用しながらも、DAppsとしてではなくとも、ブロックチェーンのプロトコルの恩恵を利用し、サービスを出す事例は今後もあるでしょう。

現状、こういった事例も総称して全てDAppsと言われることが、主に日本語圏で成立しており、DAppsという言葉が一人歩きをしており、区別して考えるべきといえます。

僕は、当研究所サロンのレポート配信時や、普段の口語では、「DApps」または、「Ethereum関連のアプリケーション」という2つの言葉に区切っていて、その方が違和感がありません。

これについては、「そんなの定義付けの議論ではないか。」という起業家思考の人から反論ももしかしたらあるかも知れませんが、この区別は大切です。

それは何故かというと、今後、Ethereumでも他のパブリックプロトコルを利用していても、
「本当に分散的に近づいていくDAppsと呼ばれるべきもの、およびそれに準ずるもの」

、次に

「ブロックチェーンを使用していても管理者がいるアプリケーション」

の2パターンが成立しうると思います。
後者に関して、「それであればブロックチェーンでやる意味がないのでは」という反論が、またしても聞こえてきそうです。

しかし、これはCryptokittiesが曲がりなりにも成立していて、ERC721を使用していることで、他のマーケットプレイスにまで彼らのアセットがロングテールしていることなどを見て、彼らはブロックチェーンを利用をすることで具体的にサービス提供者として何のメリットを得ているか、因数分解してみるべきです。

そうすると必ずしも、自律的でトラストレスでなくとも、ブロックチェーンを利用したアプリケーションは成立しうるということが、僕の考えであり、これとDAppsと呼ばれるものは分離して考える必要があります。

レポート全文では、様々な事例を交えながら、パブリックブロックチェーンに乗っかるアプリケーションのビジネスが成立しうるかを考察します。
続きは、d10labのコミュニティで配信をしたレポートをお読みください。

目次
■DAppsを成立させるためのバランス
■ビジネス視点でDEXリレイヤーを考える
■USVのFred Wilsonによる「歯科医のソフトウェア」理論
■歯科医のソフトウェアをもとにブロックチェーン関連のアプリケーションにあてはめ思考実験を行う
■事例分析、Cryptocup①
■事例分析、FOMO3D②
■事例分析、MLB Crypto Baseball③

(続きは、d10lab研究所サロンに入会してお読みください。)
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