アメリカ

ロサンゼルス滞在レポート。カリフォリニア州で大麻合法化、現地の大麻スタートアップ。

先日は、ロサンゼルスに行っていました。

ロサンゼルスでしていたことの一つは、大麻スタートアップを回っていたのですが、当地では、大麻スタートアップが続々と立ち上がっています。
というのも、今年2018年の1月1日よりカリフォリニア州では嗜好用大麻が解禁になり、それに伴い、ロサンゼルス市は米国最大の嗜好用大麻市場になりました。

大麻市場は、その市場がおそらく将来さらに拡大するであろうことは予想でき、アメリカやヨーロッパで投資が集まっているのに、日本ではタブー視されているという状況で、これは2013年くらいのビットコインをどこか彷彿させるものがあります。

カリフォリニア州で大麻の解禁、ロサンゼルスは同州で最も大麻に積極的な地域に

カリフォルニア州ではコロラド、オレゴン、ネバダ州についで、成人(21才以上)向け嗜好品としての大麻の販売が正式に合法化されました。 
アメリカは、これにて嗜好用は4州、医療用は25州で合法になります。
米国では、大麻関連ビジネスについては、芸能人がマリファナブランドを発表したり、ピーターティールなどの投資家も注目する産業になっています。
また、ニューヨーク証券取引所には、医療大麻ビジネスを手がけるInnovative Industrial Properties社が、初の大麻関連企業としての上場を果たしました。
ここでの大麻という名称はおおよそ全てマリファナを指します。

 

(大麻ショップの様子)

日本ではマリファナのイメージは著しく悪いですが、大麻合法化はヨーロッパと北米地域の大きなトレンドであり、また、それは、方向性としては避けられない不可逆なものになっています。

医療用と嗜好用大麻、ともに研究開発が進み、市場が成熟したあとに、北米やヨーロッパの大麻企業が、アジアなどの市場の開拓を試みることは予想ができ、残念ながら、ここでも日本は世界に大きく取り残されることになります。

カリフォリニア州は、単純にアメリカで人口が最も多い州であること以外に、もともと大麻のブラックマーケットの市場が大きかったことや、以前からも認められていた医療用大麻を実際は嗜好用に使われていることが頻発していたというのは、周知の事実で、合法化によってアメリカ最大の大麻市場に躍り出ることになります。
娯楽用大麻の消費者として守ることは以下の通りでタバコと同じように誰でも購入ができるようになっています。

・入店と購入ができるのは21歳以上

・要・身分証明書
・一度に購入、所持できるのは1オンス(約28・5g)まで
・栽培用は6鉢まで
・21歳未満に譲渡、転売しない

・車内で吸引、服用しない。服用時に運転をしない

・運搬時は、未開封のままトランクにしまう

・他州に持ち込まない
・公園、道などの公共の場や、ショップやバーで吸引、服用しない

すでにロサンゼルスでは空港でさえ、大麻を購入できるショップができています。

全米で最も早く嗜好用大麻を解禁したコロラド州は、同業界の産業も集まっていますが、カリフォリニア州はこれを追い上げをかけていく格好になります。

(ドリンクタイプ)

コロラド州の大麻関連の税収はアルコールの5倍

米国各州で大麻が合法化されている背景として、様々な要因がありますが、その一つの要因として、見込まれる税収は大きいです。

米国で初めて嗜好用大麻を解禁したコロラド州では、大麻の税金と大麻ライセンス料によるこれまでの税収は、州発表のデータによると、
・2014年、67M$(約70億円)
・2015年、130M$(約150億円)
・2016年、190M$(約200億円)
・2017年、247M$(約250億円)

を計上しました。( https://www.colorado.gov/…/reve…/colorado-marijuana-tax-data 

この数字の凄まじさは恐ろしく、同州の大麻関連税収の伸び率は、年率30%以上で更新し続けます。


コロラド州の大麻関連の税収は、嗜好用大麻を解禁した初年度から、アルコールの税収を上回ったことはインパクトのあるニュースで、その後のアメリカ各州の娯楽用大麻解禁に大きな後押しになっています。

なお、コロラド州において、今では大麻関連の税収は、アルコールの税収の約5倍です。
同州は、アメリカで最も大麻スタートアップが集積している地域で、研究施設なども多くなり、近年生活の質が最も向上した州の1つであるとも言われています。

これに追い上げをかけていくロサンゼルスも非常に興味深い地域になっています。

もちろん大麻関連以外にも当地のテック業界やスタートアップ事情などをレポートしました。

■WHOによる半世紀ぶりの大麻に関する正式な見直し審議
■アルコールの税収の5倍。コロラド州の大麻関連の税収は、4年連続で年率30%以上で続伸
■日本で大麻解禁は議論されるのか?
■カリフォリニアで最も大麻に寛容な都市になったロサンゼルス
■全米で最初の大麻のユニコーン企業は、大麻界のApple Store
■シリコンビーチと呼ばれスタートアップが多く生まれ始めるロサンゼルス
■ 何故スマートフォン普及後にロサンゼルスでスタートアップが増えるのか

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※本記事では読者に大麻の服用は決して勧めておらず、また、筆者も服用していません。

同じくUSのベイエリアのレポートはこちらです。

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