EOS

ローンチから半年が経ったEOSのエコシステム全体を俯瞰する。アプリケーション/TX/現時点でのキラーサービスetc(2018Q4)

d10n Labでは、「ローンチから約半年が経ったEOSのアプリレイヤー・ユーザー数などの状況を俯瞰する。(2018Q4)」のレポートを配信しました。

本レポートでは、メインネットのローンチから約半年が経ったEOSの状況を俯瞰します。

EOSの基本的なアーキテクチャやバックグラウンドは、下記のレポートで配信をしていますので、EOSについての前提知識はこちらを読んでから本レポートを読んでから、本レポートをお読みください。

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前提

本レポートでは、ユーザー視点でEOSのアカウントを実際に作ってみることや、アプリケーションレイヤーを中心に俯瞰します。
2019年末時点でEOS上にどのようなアプリケーションがあるかトップアプリの俯瞰、どのようなプレイヤーがEOS関連で資金調達をしているかを俯瞰したり、2019Q4でのEOSの重要なニュースなどを振り返ることを目指します。

執筆時点で、EOSは、引き続きスマートコントラクトプラットフォームとしては、時価総額比較Ethereumに次ぐ規模になっています。

また、トランザクション比較では、すでにEthereumを超えています。
国内外のアプリケーションレイヤーでは、EthereumからEOSに移動を検討、または移動済のプレーヤーもすでに出ています。
開発やビジネスの視点、マーケットに与える影響としても無視が出来ないものになっていることは間違いなく、EOSに関する現時点での状況を広く俯瞰できればと思います。

データで見るEOS、価格・トランザクション数など(2018 Q4時点)

さて、まずはデータで現在のEOSのネットワークを見てみましょう。

下記はcoindeskのアナリティクスツールによるEOSとEtheruemの比較です。

(画像参照: https://www.coindesk.com/data

Price(時価総額)・social(SNSのアクティブさ)・developer(コントリビュータや技術提案)・network(トランザクション・マイニングetc)・exchange(取引所採用数)の5項目で比較してます。

この項目ですと、ほぼ全ての項目でEthereumがEOSを大きく引き離しています。
ですが、networkの項目のみは拮抗している状態です。

これらの指標はcoindeskによる独自の算定によるものなので、あくまで参考程度にしておいたほうが良いですが、僕個人の感覚としては、この比較グラフに違和感はあまりありません。

次のグラフは、EOSのアクティブなアカウント(アドレス)の数です。基本的には引き続きユーザーは伸びており、執筆時点で7万アカウントで推移しています。

下記は、トランザクション数です。

こちらは綺麗な右肩上がりの曲線を描いているわけではないですが、トランザクション数は非常に多いと言えるでしょう。

データで見るEOS、アプリケーションについて(2018 Q4時点)

次にアプリケーションレイヤーを参照します。
Dapprader( https://dappradar.com/ )を参照すると、執筆時点でトップのアプリのトランザクションは大きな差が開いていることは設計上当然であることはもちろん、アクティブユーザー数は、EOSとEthereumでは、5倍の差が開いています。

 

また、EOSのアプリケーション全体を見ていくと、24時間で数万や数十万のトランザクションを出しているアプリケーションも複数存在します。
これらはEOSがオンチェーンで膨大なトランザクション数を処理することができることから、アプリケーションの設計自体をそれに合わせていると言えるでしょう。

また、これらがカテゴリ的に、どのようなアプリケーションが存在し、およびトランザクションをカテゴリ別に整理したグラフが下記のようになります。

アプリケーションのカテゴリはギャンブル系が多く、トランザクション数はそれをさらに上回っています。

EOSの簡単な数字は上記のようになっていますが、レポート全文では、この中身や、EOS上の注目すべきアプリケーション、現状のエコシステムを解説します。

EOSは、これまで指摘してきたように、アプリケーションの提供者側、リソース(RAM)を負担している場合が多く、サービス提供にコストが発生しており、その回収をアプリケーションで行おうとしているものが確認できます。個別のアプリケーションの解説では、そういったマネタイズモデルやトークンモデルにも目を向けます。

d10n labで配信をしたレポート全文では、さらにEOSの現状を解説しています。

目次
*前提
*データで見るEOS、価格・トランザクション数など(2018 Q4時点)
*データで見るEOS、アプリケーションについて(2018 Q4時点)
*ユーザー視点:EOSのアカウントを作ってみる
*開発者視点:EOSを使用することのリソースについての仕組み・現状
*ネットワーク全体のうちでステーキングされているEOSトークンの割合
*EOSではバリデータがユーザーアカウントを凍結できるが、実際どういったときに凍結できるのか
*現段階のEOS上のアプリケーションの特徴
*EOS上の注目すべきアプリケーション(1)
*EOS上の注目すべきアプリケーション(2)
*EOS上の注目すべきアプリケーション(3)
*EOS上の注目すべきアプリケーション(4)
*EOS上の注目すべきアプリケーション(5)
*特徴的なBlockProducersの戦略
*ギャンブル系のアプリケーションを柱にしたその周りの経済圏
*EOSは分散化されていない、または分散性を犠牲にしているという主張の妥当性について
*EOSにもスケーラビリティ問題が存在する
*総論

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