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Pure PoSでスケールを目論むブロックチェーンAlgorandの概要。MIT研究者らが主導するプロジェクトについて。

d10n Labでは、レポート「ure PoSでスケールを目論むブロックチェーンAlgorandの概要。MIT研究者らが主導するプロジェクトについて。」を配信しました。

前提

本レポートでは、2019年6月にメインネットがローンチした新しいブロックチェーンのAlgorandについて解説を行います。
Algorandは特定の限られたノードに委任をするDPoSのような形式ではなくPure PoSの形態を取るブロックチェーンです。
つまり同ブロックチェーンはトランザクションの承認するノードが21や100ではなく、誰でもブロック生成に参加できることを重要視しています。
多くのノードで承認ができ、かつトランザクション性能も高い、スケーラブルなブロックチェーンを志向します。

Algorandは、コンピュータ・サイエンスの最高賞であるチューリング賞を受賞したSilvio Micali氏が創業したプロジェクトで、MITの教授を中心としたアカデミックなグループによって主導されています。
そういったバックグランドがありながらも同ブロックチェーンはビジネス向けに使用されることを目指しています。
同プロジェクトは2017年創業ですが、2018年からは創業者がCEOから退き、ビジネス系の人材を迎え入れていることからも、その姿勢の強さが伺えます。

レポート全文では、概要・アーキテクチャ・トークンディストリビューションなどについて触れます。

サイト:https://www.algorand.com/
ホワイトペーパー:https://algorandcom.cdn.prismic.io/algorandcom%2Fece77f38-75b3-44de-bc7f-805f0e53a8d9_theoretical.pdf

Algorandの概要

ブロックチェーンのトリレンマ問題という理論が存在します。
一つのブロックチェーンを構築する際に、トランザクション性能・セキュリティ・分散性をの3つを同時に獲得することは非常に困難であるという理論です。
この理論自体は言葉遊びみたいなものですが、少なくともこういった前提の課題があり、BFT形式のブロックチェーンがトレンドになっている背景があります。
BFT形式に派生するブロックチェーンは数多く存在し、近年話題になったブロックチェーンの多くはこれにあたります。
しかし、これらのブロックチェーンはトランザクション性能が高いことに引き換えに少数のノードでブロックを生成します。
EOSは21のノード、NEOは7ノード、COSMOS HUBは100ノード、Libraは100ノードです。
これらの形式は一定の分散性を持ちつつも限られたノードがブロック生成をすることから攻撃ポイントが絞られることや、ネイティブトークン(富)の分配の観点では寡占しがちになるのではないかという指摘があります。

Algorandでは、これをBFT形式ではないPure PoSという手法で、より多数のノードがコンセンサスに参加できる実装をしています。
Algorandは従来のPoSとは異なる方式のPoSを採用しており、ここに同プロジェクトが注目される理由があります。
また、ナカモトコンセンサスと呼ばれる「長いブロックが正しい」というコンセンサスアルゴリズムも排除しており、Algorandにはファイナリティが存在することも特徴です。
また、このファイナリティはトランザクションの作成から数秒で得ることができます。

本レポートでは、Hopperの仕組みや概要について解説します。

目次
*前提
*Algorandの概要
*Algorandのコンセンサスメカニズム・Pure PoS
*Pure PoSに必要なランダム性を実現するためのVerifiable Random Function
*Algorandの資金調達
*トークンディストリビューション
*チーム
*Algorandをビジネスで使用するための取り組み
*総論

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