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Humanity DAOの概要・設計。コミュニティで管理をするアイデンティティシステムとは。

d10n Labでは、レポート「Humanity DAOの概要・設計。コミュニティで管理をするアイデンティティシステムとは。」を配信しました。

前提

本レポートでは、Humanity DAO(参照:https://humanitydao.org/)の解説をします。

Humanity DAOは、コミュニティでガバナンスを取り、アイデンティティ・IDシステムを作ることを目指したプロジェクトです。
信頼出来る人かどうかの確認(与信システム)、確かに存在をする人かどうかの確認(IDシステム)は、ある特定の信頼できる機関を頼って、行なわれていました。
Humanity DAOでは、これをゲーム理論を利用した投票を利用し、信頼できる人、確かに存在をする人の情報をブロックチェーン上に記録することを目指しています。

同プロジェクトは、2019年5月にメインネットでローンチをしたばかりの実験的なプロジェクトですが、設計からは示唆を得れる部分があるため、レポートとして取り上げます。
なお、Humanity DAOは、Token Curated Registry(TCR)という仕組みから大きくインスパイアされており、これについては下記のレポートで取り上げていますので、事前に読まれると理解が早いでしょう。

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Humanity DAOが目指すコミュニティで管理をするアイデンティティシステム

Ethereumでは現在、ユニークなアイデンティティシステムが存在しません。
最も使われているアイデンティティはといえば、秘密鍵から生成される0x〜で始まる公開鍵、つまりEOAアドレスです。
EOAアドレスは、特にコストを支払うこともなく、無制限に作成をすることができ、一人で複数のアドレスを保有すること一般的です。
しかし、こういったシステムでは、シビルアタックを行うことが容易であり、Etheruem上で1人1票の投票システムなどは作成することが難しいです。
単一のEOAアドレスをユニークなアイデンティティを持つ人間であることを証明できる場合、例えば下記のようなことが可能になります。

・1人1票のような民主主義的な投票
・Radical Marketsで引用されるようなQuadratic voting
・レピューテンションシステム
・クレジット、貸し倒れ履歴
・特定の人のみを対象としたNFTグッズのお送付
・ベーシックインカム

これらを現実世界からパスポートや運転免許証などをアップロードすることなく、トークンを用いたインセンティブ設計で、ブロックチェーン上で特定の人のアイデンティティを認めることを可能にすることがHumanity DAOの目指しているものです。

d10n Labで配信したレポート全文では、本プロジェクトの仕組み、設計の、考察を付け加えます。

目次
*前提
*Humanity DAOが目指すコミュニティで管理をするアイデンティティシステム
*Humanity DAOの基本設計
*Humanity DAOのTCRの設計として優れている点と改良すべき点
*トークンのディストリビューション
*総論

(続きは、d10n Labコミュニティに入会してお読みください。)
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