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Set Protocolの概要。Etheruem上のトークンバスケットプロトコルの役割、今後可能にすること。

d10n Labでは、レポート「Set Protocolの概要。Etheruem上のトークンバスケットプロトコルの役割、今後可能にすること。」を配信しました。

前提

本レポートでは、Etheruem上のトークンバスケットプロトコルであるSet Protocolの概要について解説をします。
現在、多くのCompoundがレンディング、dYdXがレバレッジ取引のプロトコルであることに対して、Set Protocolはバスケットのプロトコルです。
従来金融におけるETF(上場投資信託)のようなものを作れる仕組みであると考えればイメージがしやすいでしょう。
同プロジェクトは既にメインネットでローンチしており、tokensetsというサイトで数種類のバスケットを購入できます。
Set ProtocolがEthereum上のミドルウェアプロトコルであり、tokensetsはそのプロトコルを利用したサービスレイヤーであると考えれば良いでしょう。
Set Protocolとtokensetsを開発しているSet Labsは、Craft Ventures、Vy Capital、DFJ、Scott Belskyから、2018年12月に$2Mの資金調達を実施しています。

Set Protocolサイト:https://www.setprotocol.com/
Set Protocolホワイトペーパー:https://www.setprotocol.com/pdf/set_protocol_whitepaper.pdf
tokensets:https://www.tokensets.com/

Set Protocolの概要

Set Protocolは、複数のERC20トークン、例えばMKRやZRX、ETHをERC20にラッピングしたWETHをを一つのバスケットに出来ます。

これが基本的な機能ですが、ここで特徴的な点は2つあります。
バスケット化したトークンはERC20トークンであるということと、そのERC20のバスケットはいつでも償還ができるということです。

まず、バスケットがERC20規格であるということは、バスケット化をした即時にUniswapにリストすることが出来たり、0xのリレーヤーに上場をすることが出来ます。
このバスケットは誰でも作ることが出来ますが、作り手に資産を預けるわけではありません。
Set Protocolで作成されたバスケットERC20トークンがいつでも償還が出来、作成者の許可を得ずとも、裏付けのトークンの確認と償還が可能です。
バスケットに紐づくトークンは、コントラクトアドレスでロックされており、いつでも検証が可能です。
つまりバスケットの作り手への信頼は不要です。

さらに、Set Protocolでは、あらかじめ決められたアルゴリズムによってリバランスなどをすることが出来ます。
これによって出来ることは、例えば、ETH(WETH)とCoin Market Capの時価総額が上位5のERC20トークンを、5:1:1:1:1:1で投資をするEthereumインデックスファンドのようなものが作成出来ます。
あらかじめ1ヶ月に一度リバランスをするというようなことが出来ます。
他には、分散型金融の世界でETF(上場投資信託)が簡単に作れるようになる でしょう。
例えば、筆者が、好みのERC20のポートフォリオを作成し、そのバスケットトークンをUniswapに上場させてしまえば、それは事実上、ETFみたいものです。

d10n Labで配信したレポート全文では、より詳細な設計とトークン設計、プロジェクトの考察を網羅しています。

目次
*前提
*Set Protocolの概要
*Strategy Enabled Tokens
*Set Protocolが将来可能にすること
*執筆時点で組成されているバスケット
*総論

(続きは、d10n Labコミュニティに入会してお読みください。)
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