社会考察・未来予想

a16zのパートナーPeter Levine氏が予測する「クラウドの終焉」を考察する。

d10n labでは、「a16zのパートナーPeter Levine氏が予測する「The End of Cloud Computing(クラウドの終焉)」を考察する」というレポートを配信しました。

前提・広告と並び、過去10年最も利益率が高かったインターネットビジネスであるクラウド

以下の動画は、「The End of Cloud Computing(クラウドコンピューティングの終焉)」という刺激的なタイトルの動画です。

1年前の2017年のa16zサミットで行われた同ファンドのパートナーであるPeter Levine氏のプレゼンテーションです。

今後、2020年から先の時代にあったコンピューティングは分散型になるだろうという解説と予測をしている動画です。
本コラムでは、内容に考察を加えながら解説します。

そもそもクラウドストレージとコンピューティングは、過去10年、インターネット産業で最も利益を生んだ事業モデルは、広告に加えて、クラウドでした。
大きく面を取ったgoogleのアドセンスは際限なくロングテールをし、多くの個人情報を扱いターゲティング可能かつ、機械学習によってユーザー滞在率をコントロールするFacebookのタイムラインはドル紙幣の印刷マシーンになりましたが、それらを並ぶビジネスがクラウドだったことは近年のAmazonやMicrosoftの決算が証明しています。

インターネットが常時接続になったことにより、ネットワークのアーキテクチャが新しく変わる必要があり、それがクラウドでした。
従来より多くのサービス提供者が存在し、従来より多くのユーザーがアクセスする可能性が高まった時代において、全てのサービス業者がサーバー管理することは現実的ではなく、従来型のクライアント・サーバーより新しいオプションが求められていました。

これがクラウドであり、スマートフォンの勃興によって必要とされたネットワークアーキテクチャであると今であれば振り返ることができます。

今日では、僕たちが毎日様々なサービスにアクセスしていますが、そのサービスはなにしかしらのクラウドで構築されています。
米cisco社の調査によると、2019年までに世界のデータセンターに係るトラフィックのうち83%がクラウド上を流通し、またデータセンターにおける処理量の約80%がクラウド上で処理されると予想されている。

しかし、今後数十年で、クラウドは現在とは大きく異なる姿になるだろうとPeter Levine氏の同プレゼンテーションで述べています。
曰く彼によると、今後、ネットワークのアーキテクチャは現在の集権的なクラウドではなく、分散型に移行をするだろうとしています。


これはブロックチェーンなどの文脈とは関係なく訪れる未来ですが、ブロックチェーンとも関係をしてくる可能性は高いです。
d10n Labで配信をしたレポート全文では、次の時代のネットワークインフラストラクチャーについてPeter Levine氏の予想の解説と考察を配信しました。

目次
*前提・広告と並び、過去10年最も利益率が高かったインターネットビジネスであるクラウド
*2020-2050年のイノベーションに、現在のクラウドのネットワーク構造が不適切な理由
*エッジとクラウドの互換。コンピューティングの未来予測
*2020年-2050年の分散的なコンピューティングのインフラストラクチャー
*総論

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