Coinmarketcapを参照すると、そろそろトークンの価値が説明できるものでないと、時価総額の上位にならなくなってきたと感じます。
今後、ちゃんとテックと投資視点を両面で勉強してる人はそうでない人と比べ、比較的に投資リターンは優れていると推測されますが、これから確実にその傾向は強まると予想します。
各クリプトファンドのプロフェッショナルなファンドマネージャーたちは、綿密にプロジェクトの精査と、トークン選定をしていて、投資判断をしています。
そして、そのポジションから業界の資金の流れや一次情報も集まりやすい立場にあります。

暗号通貨の投資もそのような高度な世界に入ってきたので、逆にそれを怠るのならば、BTCのFXだけやってるほうが良いだろうと素直に思います。
このポストでは、あくまで簡易的にトークンのカテゴリとして、
今セカンダリーでトークンの評価算定してポートフォリオに加えるなら最低でも下記の3項目を理解したほうが良いでしょう。
ユティリティートークンが幻滅され、いずれのファンドもそれらには投資はほとんど行なっていませんが、以下のカテゴリのトークンは、その価値が説明できる場合が多く、理解をすべき分野です。

キャッシュフローに基づいた実質的な証券トークン
Security Tokenと言えるかは定義によるところですが、いくつかのトークンは実質的なSecurity Tokenと言えるでしょう。
具体的にはある法人が発行主体であり、その法人の営業活動のうちのあるセグメントにトークン価値が左右されたり、その法人主体の利益が市場の買い戻し
これらに該当するものは、全てではないですが、現状、取引所が発行をするトークンが主です。

これらはしっかり現実のキャッシュフローがバックにある価値が説明をできる数が少ないトークンです。
とはいえ、コンプライアンス的には、そのほとんどが非常にグレーな状態で実行されていることは言うまでもなく、リスクディスカウントをしたうえで評価算定・投資判断をするべきだと言えます。
ガバナンストークン
次にガバナンストークンです。
ブロックチェーンのガバナンスについては、過去にこちらのレポートを出しています。

最近、a16z cryptoは、Maker DAOへの$15Mの投資を発表しました。
何故、MKRが価値がつくのか、なぜOSSに紐づくトークンに価値がつくのか、しっかり仮説をたてれないといけません。
非常に重要なテーマです。
ブロックチェーンのガバナンスについて。プロトコルを分散的に決定する仕組みとその是非、トークンの評価算定まで
パブリックプロトコルのネイティブトークン
あとはEthereum以外のパブリックプロトコル
続いて各種新しいスマートコントラクト プラトフォームのネイティブトークンです。
これは説明不要でしょう。

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