ビジネス・投資

世界の10のウォレット事業者を概観する。それぞれのウォレットプロバイダがどのようにマネタイズ戦略を考えているか。

d10n Labでは、ウォレットプロバイダのビジネスモデルに関するレポートを配信しました。

前提・ビジネスモデルを模索され続けてきたウォレットプロバイダという事業ドメイン

ブロックチェーン領域において、ウォレットビジネスは長い間、ビジネスモデルの模索を行ってきつつも、マネタイズが難しいと言われてきた事業ドメインです。

顧客は、ブロックチェーンの秘密鍵を直接管理をすることになり、それは暗号通貨の管理方法として本来の形式である一方で、プロバイダ側は中々ビジネスモデルを設計が難しくなるという問題があります。
しかし、最近になって、各ウォレットプロバイダもどのようにマネタイズを目指しているかの動きが少しずつ具体的になってきたように思います。
また、同時に、UI/UXの優れた新しいウォレットも増えています。
本レポートでは、これらを紹介し、ビジネスモデルを仕込んでいると思われるウォレットを10個取り上げ、どのようなプランでマネタイズを練っているかを概観していきます。
数が多いので、それぞれ詳細は割愛しますが、参考になればと思います。
そして、最後に現在のウォレットビジネスの傾向などを整理できればと考えています。
なお、本レポートでは各ウォレットを概観しますが、「この部分でビジネスを作るだろう」という予想も含み、書いていきます。
また、約半年前のレポートになりますが、ウォレットのビジネスモデル予想については、こちらでも触れています。

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(1) Ethos Universal Wallet

サイト:https://www.ethos.io/universal-wallet/
Ethos Universal Walletは、ヨーロッパ地域の多くのユーザーを持つウォレットです。
トークンを発行しています。サードパーティーのアプリや機関投資家が使用できるAPIを使うことにこのトークンが必要になります。
このAPIによってサービス提供者や機関投資家は、ウォレットが簡単に作れ、また通知機能なども容易に作れると謳っています。
他にコンシュマー向けには、ウォレット内から法定通貨との交換をしやすくしたり(Voyagerと提携)、自動のポートフォリオマネジメント・ウェルスナビ機能(FUSION CAPITAL)などが任意の設定で利用できるようにしています。
これらは恐らく利用に応じて、パートナー企業が徴収する手数料の一部などをEthosも貰うことでマネタイズにしていると思われます。

(2) ImToken

サイト:https://token.im/
ImTokenは、中国で最もユーザー数が多いモバイルウォレットです。
シェアは中国ユーザーに偏りますが、その中国ユーザーの数が多いので、世界で最もダウンロードされているウォレットは恐らくこのImTokenです。
ImTokenは、所謂EthereumのDAppsブラウザにあたります。
ブラウザタブのトップに載せるDAppsからは広告収入などを得ていると思われる他、KyberNetorkをインテグレーションしてトークンの交換機能をウォレット内に設置しています。
また、2019年1月には、モバイルウォレットと連携ができるハードウェアウォレットのimKeyを発表しています。(参照: https://imkey.im/ )

これはハードの販売収入以外にも、ハードウェアウォレットを使ってモバイルウォレットと連携させたユーザーはImTokenとimKeyから離脱がしずらくなることが見込めることがビジネスとしては旨味なのではないかと思えます。
まだ大きなマネタイズには動き出していませんが、ユーザー数が多いだけに注目されます。

d10n Labで配信したレポート全文では、その他のウォレットプロバイダについての概観と、最近のウォレットプロバイダが目指している傾向を整理しました。

目次

*前提・ビジネスモデルを模索され続けてきたウォレットプロバイダという事業ドメイン
*(1) Ethos Universal Wallet

*(2) ImToken
*(3) Coinbase Wallet

*(4) TrustWallet
*(5) Cobo Wallet
*(6) Bixin

*(7) Ledger

*(8) Blockchain
*(9) Coinview(コイン相場)
*(10) TenX
*2019Q1のウォレットプロバイダ各社の傾向
*総論

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