■注目レポート:これからの暗号通貨領域での起業や、業界でのビジネスにおいて2018年時点で持っている仮説
■最新レポート:暗号通貨を客観的に評価する格付け会社は成立するのか?/なるべくフェアな評価方法を提案してみます
ビットコインの送金の容易さ、マイクロペインメント性を利用したアプリケーションの1つにBirdsというサービスがあります。

このアプリケーションは、Twitterと連携して使用するアプリケーションです。
Birdsというサービスは、誰かが、Twitterで拡散して欲しい特定のツイートを設定して、リツイートをしてくれた人に、ビットコインをあげるというものです。
Birdアカウントの登録には、Twitterアカウントの登録と、ビットコインアドレスが、必要になります。
所定のツイートをリツイートをすると、自動的に、広告主アカウントのデポジットから、リツイートをしたBirdアカウントに登録したビットコインアドレスに、送金されるというわけだ。
ホーム画面では、このように、リツイートを希望しているツイートが、並べられています。
シンプルなインターフェースで、迷うことなく使えるはず。
拡散に協力して、ビットコインをもらうには、ツイートをピックして、リツイートするだけです。

ツイートを拡散させたことによるリワードのビットコインは、リツイートしたアカウントのフォロワー数に応じて、受け取れないこともあるので、不正は、起きにくいはずです。
いくつか難点をあげるならば、リツイートされるアカウントの性質や地域は、選ぶことが出来ないのは、広告として考えると、扱いづらいです。
例えば、日本のユーザー向けにリツイートしてもらいたいツイートを出稿したとしても、英語圏のユーザーが、ビットコイン欲しさにリツイートした場合、リワードとして、ビットKジョインが支払われてしまう。
ビットコインにおけるマイクロペインメントは、ライトニングネットワークが、実装されれば、ビットコインが、キャズムを超えるきっかけになるだろうと期待されています。
実際、秒単位で、数千のトランザクションを捌く処理に加え、手現在10~15円ほど必要な送金手数料が、安くなるということが、実現したら、既存の決済システムを全て覆すほどの、インオアクトがあることは、想像に難くないです。
それを可能にするライトニングネットワークの実装に伴い、現在の自分たちでは、想像がつかないビットコインの利用のされ方や、サービスが生まれるはずです。
Birdは、そういったマイクロペインメントが、将来的に可能にするだろう世界を、少しだけ垣間見ることの出来るサービスなのではないかと思います。
サービス自体は、まだローンチから数ヶ月のようですし、ユーザー数、出稿広告、共に多くないです。
そして、それらの広告や、拡散する人は、みんなコアなビットコインユーザーばかりで、現時点では、一般的な広告媒体としては、利用しにくいと言わざるを得ません。
まずは、ビットコイン関連のイベントや、勉強会を企画される方であったり、ビットコイン関連サービスを運営している方から、広告の出し先の1つとして、利用してはいかがでしょう?